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#64【今週のブレイザーズ】Week20/Winning Travel

Week20──3月に入ると一気にブレイザーズのシーズンになります。タフロードとなった週を3勝1敗で乗り越えたことが、チームの充実を表しています。このチームの最高に今、直面しています。



#60 2月25日(月) at クリーブランド・キャバリアーズ

Oregon ⇔ Ohio 1Q 2Q 3Q 4Q END
Trail Blazers (37-23) 29 42 17 35 123
Cavaliers (14-47) 18 30 36 26 110
HIGHLIGHTS
BOX SCORE

Oscar Day

ラブが本格的に復帰してからの3試合で3勝としてたキャブス。彼らにディフェンスは存在しませんが、火力と勢いだけはあります。前半はブレイザーズの堅実な攻守の前に成す術がありませんでしたが、"3Qだけ"はまるで別のチームのように見えました。大味なゲームから一転し、僅差の盛り上がりを見せたことで、試合の行方が面白くなりました。

3Q PTS FG 3P FT REB TO
Blazers 17 5/18 0/6 7/10 11 4
Cavaliers 36 11/25 2/9 12/13 16 0

ラブが多くのセカンドチャンスを演出し、ブレイザーズはリバウンドで苦戦しました。お互いファウルの多い試合となりましたが、キャブスは4ポイントプレイや3ポイントプレイチャンスを逃していたように思います。ブレイザーズは攻守のリズムが崩れ始め、逆にキャブスはリズムに乗っていたので、その中でのノーシューティングにブレイザーズは救われました。しかし、オスマンのショットは確かな4Pプレイのように見えました...

オスマンはシーズンハイの29pts迫る27ptsの活躍。3オスマン/4ラブ/5ジジッチのラインナップはとても巨大に見えました。リラマコを止めるためにヌワバをもっと起用してくるかと思っていましたが、彼が4に入っていたことは意外でした。今シーズンのキャブスのペリメーターディフェンスは、昨年よりもさらにひどいものです。ローテーションというものが無く、ボールに振り回されてばかりの印象です。

season opp FG% 3P% AST TO PF
Blazers .455
(11)
.364
(24)
23.2
(6)
12.4
(30)
20.6
(11)
Cavaliers .490
(30)
.371
(29)
25.3
(23)
12.5
(28)
19.6
(3)

リラマコに対して常にダブルチームを敷き、3Qはそれがハマりました。4Qは見ての通りの結果に終わりましたが、プレイオフチームに対して明るいスポットを作れたことは、すでに来年以降を見据えている若いチームにとって良い結果だったと言えるでしょう。また、複数のトレードを経てキャブスと契約したスタウスカスとも久々に再会しました。彼を見ていると、本当にあのレイカーズ戦が遠い昔のように思えます...


62.1%

3Q以外は試合をコントロールできていました。主役は序盤からシューティングが絶好調だった、オハイオ州カントン出身のマッカラム。1年に1回の故郷での試合は、やはり少し特別なものがあります。1人で13FBPTをたたき出すなど、縦横無尽の活躍が目立ちました。最大2点差にまで詰め寄られましたが、リラマコで一気に突き放すことに成功。終盤で欲しいショットが全て入ってくれました。

return PTS FG 3P FT REB AST PF
CJ・マッカラム 35 12/18 7/8*1 4/6 7 2 5

マッカラムリラードセスら3人のスリー合計が15/22本(68.1%)、チーム全体でも18/29本(62.1%)を決め、17年3月4日(64%)以来となるダントツのシーズンハイをマーク。オールスター明けの直近2試合でチーム平均が23%(12/52)だっただけに...ポンポン入ると気持ちいいもんですね(笑)。

ボールムーブを意識した試合だったようで、カンターも意識的にキックパスを出していました。キャブスのまずいディフェンスを狙い通りの攻めができました。ヌルキッチアミヌハークレスらの堅実なディフェンスも目立っていました。このフロントラインは、以前にも増して堅いように見えます。

今シーズン2番目に低い78FGアテンプトでしたが、123という大量得点に。1アテンプトにつき1.58得点という効率の良さで、オフェリバの少なさをカバーしました。次2戦を考えて少しのガーベージを作ることが理想だったんですが......もう内容に形振り構っていられません。

今シーズンの下層(勝率.400以下)チーム*2相手に7勝1敗。昨年(19-6)と比較すればタンクチームが少ないので、1つの取りこぼしもできない状況にあります。彼らとの試合は残り4つ。取れるところを確実に取って、ホームアドバンテージを確実なものにしましょう。


ベストプレイ:3 points party

勝利しても尚、相手を称えるところがリラードらしい...


#61 2月27日(水) at ボストン・セルティックス

このダンクは外しました(笑)
beat boston 1Q 2Q 3Q 4Q END
Trail Blazers (38-23) 25 18 31 23 97
Celtics (37-25) 24 18 22 28 92
HIGHLIGHTS
BOX SCORE

王者への道

ミルウォーキーでの惜敗、シカゴでの屈辱的な敗北、昨夜にトロントで寒すぎる敗北。オールスターが明けてから3連敗し、東の"Favorite-team"に嵐が訪れています。シーズン前の期待値は全チーム中最高でしたが、チームとしては1~2年目の若いチームであることは否めず、多くを期待するには時期尚早なのかもしれません。アービングの矛盾や、ヘイワード問題。彼らが負ける度、周囲が騒がしくなっていく気がします。

この日はジャンプシュートが絶望的に入りませんでした。得点のほとんどがペイントであり、ミドルとスリーラインはからっきし。セルツはフリースロー奪取数がリーグワーストクラスなので、ロングシュートをもっと入れたかったところでしょう。パスコースを読まれて、セカンドチャンスを多く献上。余計な点を多く与えてしまっていた印象です。昨夜のラプターズ戦が散々たるものだっただけに、期するものがあったかと思いますが、チームの雰囲気の悪さが目立ってしまった試合になりました。

range PITP MIDDLE THREE FT
Blazers 25/42 7/13 6/33 15/20
Celtics 30/45 5/12 5/28 7/10

ホーフォードモリステイスらビッグマン組のFGが9/31(29%)、スリーに限れば2/12(17%)。彼らはワイドオープンを外し、逆にブレイザーズフリースローを与えました。4Qには得意のカムバック劇を見せてくれましたが、及ばず。今シーズン初の4連敗になり、ファンは絶望したくなる時期に入っています。しかし客観的に見て、セルツは今年の6月にバスケットをしていると、信じる理由がたくさんあります。


HARD GAME

スローペース、ハードワークディフェンス。セルツに合わせたかのような試合運びを見せてくれたブレイザーズ。お互いスリーはまったく入りませんでしたが、ブレイザーズディフェンスが際立った試合でした。ハークレス&ヌルキッチはフロア上の脅威となり、ビッグゲームに強いリラードが、攻守に気合のこもったプレイで魅せてくれました。くらいついてくるセルツを振り切ったのは、しぶといDと成熟した選手たちにありました。

big road PTS FG 3P FT REB AST STL BLK
デイミアン・リラード 33 13/28 3/10 4/4 7 4 1 0
モーリス・ハークレス 17*3 8/13 0/3 1/2 10 0 3 0
ユスフ・ヌルキッチ 16 5/10 - 6/6 6 3 1 2

2018年2月4日にTDカーデンでホーフォードブザービートしたアノ試合を、セルツと対戦するたびに思い出します。その日は、ヌルキッチの未熟でソフトすぎる、嫌なプレイが全て出ました。ちょうどトレードデッドライン直前だったので、それを踏み切るためのターニングポイントになる試合になったなと、思っていました。ヌルクフィーバーは幻だったと。結局トレードは発生しませんでしたが、それでもオフにはカズンズとのトレード騒ぎ(99%フェイクだと思いますが)も起こり、彼は決してアンタッチャブルな存在ではありませんでした。

しかし、ほんの1年後の彼は全くの別人になってしまいましたね......嬉しい意味で(笑)。終盤に2つの連続したPFを出した時には、ガス切れのサインのように見えましたが...リラードがすかさずフォローに入り、立て直しました。その後の2つのクラッチブロックと、セルツのゾーンDをキレイに打ち破ったオーバーヘッドには、驚きと喜びが混じりました。彼は今、自分の持っている潜在能力を全て解放してプレイできています。

ハークレスもまた、昨年のTDガーデンで意味を持った試合をしました。例の性格が発動し、感情の上下を繰り返していた頃。ベンチから19pts、8rebをマークし、その後の継続したプレイに繋げました。この日はそれを上回るインパクトと、いいモチベーションを感じました。ファウルトラブル無くシーズン最長となる37分に出場し、リバウンド、オフボール、ミスマッチで積極性とフィジカルの強さを披露。彼の大きさと長さが、試合に違いをもたらしました。

約1年前にTDガーデンを訪れた時のブレイザーズと、この日のブレイザーズはほとんど同じチームにしか見えませんが、何かが決定的に違います。その"何か"を証明する時間は、刻一刻と近づいているようです。


ベストプレイ:→The Coast to Coast→

そういえば、ウィリアムズって何しに出てきたんでしょう?


#62 3月1日(金) at トロント・ラプターズ

CJMcCollum
close game 1Q 2Q 3Q 4Q END
Trail Blazers (38-24) 24 30 30 33 117
Raptors (46-17) 31 30 32 26 119
HIGHLIGHTS
BOX SCORE

LAST SHOT

ハイBBIQガイの集まり...それがラプターズです。バスケットボールの勝ち方を知り尽くした選手で構成され、そこにさらにガソルリンを追加したロスターは...卑怯です(笑)。MIP間違いなしのファストブレイクキング・シアカムが大きく台頭し、もはや手の付けられないほどの層の厚さを感じます。

勝敗を決めたのはカワイのラストショットでしたが、彼はいつも最終局面になるにつれて強くボールを欲し始める姿が印象的です。接戦になれば必ず彼がアイソに走り始めると分かっていながら、それでも決めてしまう彼はやっぱりスーパースターだなと思いました。

big time PTS FG 3P FT REB AST STL
カワイ・レナード 38 14/22 2/4 8/8 3 5 3

4Qだけで15得点。ブレイザーズラプターズスターターに完全敗北しました。アミヌカワイに対するDが素晴らしかったんですが、彼は4Qに出場しなかったので、幾分やりやすかったかもしれません。ラプターズは前半だけで19アシストを決め、ラウリー&ガソルのいやらしさが随所に光っていました。ベテランの力をまざまざと見せつけられました。特に、グリーンがあのパスと視野からスリーを決めるあたりには...脱帽しかありません。


COLD GAME

昨年までのラプターズは、東のブレイザーズのようなものだと思っていました。デローザン&ラウリーというコンビでフランチャイズ最高レコードを出しても、決して優勝候補と見なされずプレイオフで早々に散る。それは、リラード&マッカラムを維持し続けてレギュラーシーズンで好成績を出しても、プレイオフで無残に散るブレイザーズと近いものがありました。しかし、ラプターズは停滞の層から抜け出し、東のブレイザーズから東のウォリアーズに昇華しようとしています。

リラードデローザンのトレードを"コールドゲーム"と称しましたが、あのトレードは彼の信念と真逆を行くものだったと思います。"チャンピオンシップを勝ち取るためなら、何を犠牲にしてもかまわない..."コールドゲームという言葉は、勝利至上主義の考え方やGMらがデローザンに取った行動に対する一種のアンチテーゼのようなものに感じました。しかし、リングをカナダにもたらすためにはそのトレードが必要不可欠です。ラプターズは、長年の心臓部を新しいものにすり替えて頂点に立つかもしれません。奇跡のすり替えだと、誰もが称するでしょう。それがひと時の夢だとしても。


1歩

よくぞ粘った。そんな試合でした。つかずはなれずのマージンを保たれ、3Q後半に16点差をつけられた時点でもう苦しいかなと思いました。マッカラム以外は熱くなっていなかったので、ここまで粘れるとは思っていませんでした。3Q後半から出てきたコリンズのDとマッカラム率いるセカンドユニットが効果的でした。本当にマッカラムは良かったり、悪かったりが激しいですね(笑)。

good road PTS FG 3P FT REB AST STL
CJ・マッカラム 35 12/20 7/11 4/4 4 5 2

4Qの攻守が全体的に素晴らしかったです。前半はリラマコのアイソ頼みという感じでしたが、終盤は彼らのアイソではなく、チームコミュニケーションが行き届いたボールムーブを見せてくれました。カワイ&ラウリーがタフショットを多く決めたので結果的に敗北しましたが、ブレイザーズは劣勢だったにもかかわらず、"強いチームがやるような強い粘り"を見せました。3Qまでにリードされていたら~という神話はありますが、このような試合ができるならば、それはもう関係ありません。

ヌルキッチの早期のファウルトラブルが、この試合で最も悔やまれる点です。代わりマイヤーズが出動しましたが、彼はラプターズの"古典的な誘導"にまんまと引っ掛かっていました。ああ、ヌルキッチだったら上手く処理できるのに...というシーンがいくつもありました。カンターが例により国境を越えられなかったため、彼のトラブルは本当に避けたかったことでした。セルツ戦に続きリラードが彼を静かに諭している姿が印象的でした。

セルツに勝ったので正直ラプターズには負けてもいいかなと、心のどこかで誰もが思っていたかもしれません。しかし、負けると悔しいものです(笑)。"勝てたかもしれない試合"だったら尚更に。


ベストプレイ:すり抜け注意🚫

す、すごすぎる...


#63 3月3日(日) at シャーロット・ホーネッツ

RodneyHood
morning hoodie 1Q 2Q 3Q 4Q END
Trail Blazers (39-24) 32 24 25 37 118
Hornets (29-34) 25 25 30 28 108
HIGHLIGHTS
BOX SCORE

KEEP

厄介だったのはカミンスキーラムパーカーら3人。彼らだけで55得点し、3Qの追い上げに貢献しました。特にカミンスキーは長い間ベンチに埋葬されて上下しているシーズンを過ごしていましたが、ネッツ戦の活躍を維持。再びの完全復活の兆しを見せています。特にヌルキッチカンターのマッチアップ相手としては悪夢です。

all bench PTS FG 3P REB AST
ジェレミー・ラム 23 9/13 4/4 5 2
フランク・カミンスキー 18 5/10 2/6 7 0
トニー・パーカー 14 5/10 1/2 0 5

ラムを見るたびに、雰囲気がロイにとても似ているなぁと感じています。プレイの方はまったく違いますが、この日の彼はただのスコアの鬼でした。最近ブリッジスとスターターの座を入れ替えましたが、彼はいつぞやのボンレイや今シーズン初期のレイマンのような使われ方をしていて、少し懐かしさを覚えました。パーカーのIQプレイにてんてこまいしていましたが、わずか13分の出場に終わってくれて非常に助かりました。

ケンバはシーズン4番目に悪いFG%をマーク。ワイドオープンもとことん外すダメダメな日でした。ベンチが多くの火力を提供していただけに、悪いシューティングナンバーが目立ちました。また、バトゥムは約42分の出場をしたものの、わずか8pts,4reb,3astというしょっぱいボックススコアで終わりました。よく彼の試合は矛盾しているといわれていますが、まさにその通りの試合をしていました。

東は6-10位を5チームが争っていますが、すべてのチームが5割を下回っています*4。5割を切っていてもプレイオフに出れる東と、5割を上回っていても出られない西。西高東低の勢力図が大きくなる一方で、"トップ16トーナメント"の開催もささやかれています。現実問題として、スケジュールや移動の問題が発生してくるため、簡単に実現することは難しいでしょう。しかし、東のどこかが大きくブレイクアウトしなければ、この案が実現する未来もそう遠くない気がします。

噴火

3Q後半から突如起こったフッド山の噴火が、試合の行方を変えました。ゾーンに入ったかと思わせるようなシューティングストローク。得点を必死に欲したブレイザーズに、最大の形で供給しました。デビュー戦以来静かだった彼を心配し始めていた矢先、寝耳に水のような試合をしてくれました。このようなインパクトを秘めている選手を持っていることは、いかなるときでも強みです。

mt.hood PTS FG 3P FT AST STL
ロドニー・フッド 27*5 9/14 3/6 6/6 2 2

前半からヌルキッチ頼みの展開が続き、マッカラムがシーズン最悪の日を過ごし、ジワジワと追い上げてくるホーネッツを押し返すほどの力はどこにもなかったように見えました。フッドがまるでマッカラムのように4Qを率い、苦しい局面を乗り越えました。試合の後半から熱くなることは珍しいですが、その熱さによって1勝分を救ってくれました。

フッドの影に隠れていたものの、この日のヌルキッチは普通にスタープレイヤーに見えました。フリースローをもらいに行くプレイを多く実行し、10/11本を決める安定感と信頼度は計り知れません。的確なパス、適切なポジショニング。しかし、このような試合は"キャリアナイト"ではなく、"通常運転"に近いものになっています。それだけの選手に成長しました。

また、セスはキャリアで初めてシャーロットの地で公式戦に出場しました。キングスとマブスに在籍したときにもチャンスがありましたが、どちらも不出場に終わっていたため、彼にとって悲願の試合となったでしょう。ホーネッツ解説席にいるカリー父と、観戦に来ていたカリー母の前でプレイしている姿には、なんとも和むものがありました。

もしプレイオフでウォリアーズとブレイザーズが対決することがあるならば...ご両親は、さぞ応援に悩まれると思います。その姿を想像していたら、かなり昔のことですが日ハム対ソフトバンクの試合で台湾から陽兄弟を見に来ていたご両親が、父日ハム・母ソフトバンクで息子たちのユニフォームをそれぞれ着ていたことを思い出しました。

さらに余談ですが、敵側の実況でヌルキッチをよく"ボスニアン・ベア"と言っていますが、どうもしっくりきません(笑)。そのニックネームも間違っていないんですが、やはり彼にはビースト(獣)がぴったりです。


ベストプレイ:Long Long

フッ、フッ、フーッド!


#番外編 Week20の出来事

  • 2月24日:刻まれた"3"

リーハイ大学出として初のNBAプレイヤーになったCJ・マッカラム。全米屈指の名門大学で学業とバスケを両立し、3年時にNCAAトーナメントでデューク大を破ったことから注目を集めたことはあまりにも有名な話です。クーフォスとチームメイトだったハイスクール時代、15,6歳のマッカラムの身長はわずか5フィート2(157cm)だったそうです。そこからの3年間で1フィート近く伸びたそうですが...中学時代の学友はとんでもなく驚いたでしょうね(笑)。

CJ at 16

CJ at 20

CJ at 28

無名だった高校時代、そして大学で開いた運命の扉。それは突如として起こったことではなく、たゆまぬ練習と小さな身体を持っていても大きな相手に向かっていく強い精神力があったからこそ、彼の前に扉は現れました。導いてくれた兄の存在や、メル友だったリラードの存在も大きかったでしょう。クリスチャン・ジェームズ・マッカラムという1人の青年が起こした奇跡。背番号3は永遠に刻まれ、そして新たな夢を生んでいきます。


  • 2月26日:エレベーター立ち往生事件

それはセルティックスと対戦する前日、エマソン大で練習していたブレイザーズ一同に起こった悲劇。明らかに重量オーバーだと思われる人数がエレベーターに乗り込み、それは復旧するまでに30分を要しました。エレベーターに閉じ込められるというのは、短い時間であっても恐怖です。選手たちSNS上で実況(?)してくれたので、多に広まりました。

https://www.si.com/nba/2019/02/26/portland-trail-blazers-stuck-elevator-video-meyers-leonard-enes-kanterwww.si.com

乗った時にオーバーを知らせるブザーは鳴らなかったんでしょうか...?とにかくコンディションに大きな影響が出なくて良かったです。また、こういうときに変な空気にならないチームの良い雰囲気も出ていました。昨年、ターナー宅にトラックがつっこむという悲惨な事件もありましたが、長いシーズンは何らかのハプニングがつきもののようです。


  • 祝・2月のコーチ・オブ・ザ・マンス受賞 (6年連続6度目)

Bucks&Blazers

6勝3敗という微妙な成績ながらも、どんぐりの背比べをした結果Mr.ストッツが受賞することができました。ロケッツ(8-4)、ナゲッツ(7-4)、ウォリアーズ(7-4)らも候補でしたが、すでにダントーカーは選出済みで、より多くの印象的な勝利をしたストッツが選出されたんだと信じています。コーチ就任2年目から毎年選出されていて、どこまで伸ばし続けてくれるのか...密かな楽しみになりそうです。一時は"ファイヤー"の危機にさらされましたが、リラマコ時代である限り、彼がHCであり続けて欲しいです。



Week21のブレイザーズ

#64 3月5日 (水) at メンフィス・グリズリーズ

長かったトリップの最終地点。ガソルの放出、ジャクソンJr.のシーズン終了の怪我で、すでに来シーズン以降を見据えた戦いに切り替えているグリズ。多くの若手を起用し、絶対的に勝ちを求めていない"タンクチーム"を相手にスリップは避けたい。ヌルキチバランチュナスは今後、注目し続けていきたいマッチアップ。


#65 3月7日 (木) vs オクラホマシティ・サンダー

ホームに帰ってくるなりさっそく、シーズン最大のビッグゲームに直面。過去3戦はジョージ1人にやられてきたが、彼の怪我の状態次第で十分な勝機が生まれるはず。ベンチがスターターのマージンを保ち、孤立しないプレイが見たい。

#66 3月9日 (土) vs フェニックス・サンズ

西ワーストチームとのシリーズ最終戦。ここにきて、ホームで彼らに負けることは許されない。エイトンの範囲攻撃は厄介なものの、内でソフトな彼の守備力をヌルキッチで攻めたい。翌週は、再びロード戦。つかの間のホーム戦を全勝で終えたい。


*1:シーズンハイタイ

*2:ATL, CHI, MEM, NYK, PHX

*3:シーズンハイ

*4:試合時点で

*5:シーズンハイ