WE ARE THE NORTH WEST

#10【今週のブレイザーズ】week12 /CHI/CLE/ATL/SAS

18勝17敗で迎えたweek12(1月第1週)に行われた試合の感想。日付は現地。日本だと次の日。

@はロード、#数字は何試合目かを表しています。

#36 1月1日(月) vs @シカゴ・ブルズ

Q1 Q2 Q3 Q4 OT END
POR 31 21 31 29 12 124
CHI 23 30 34 25 8 120
BOX SCORE
感想
  • ラヴィーン帰還=ミロティッチ放出?
5連敗、1つ勝ちをはさみ10連敗後に7連勝し、その後は3勝3敗と暗黒モードを脱しているブルズ。この連勝間にはニコことニコラ・ミロティッチが意外といったら失礼ですが...本当に意外な活躍を見せています。
開幕前の練習中にボビー・ポーティスとの口論から顔を殴られ顔面骨折及び脳震盪を引き起こし入院。どちらかのトレードは必至と言われていましたが、ミロティッチの契約上トレード時期が最短で1月中旬までずれ込むこともありトレードがまとまらず結局そのままの状態で復帰。
この二人がコートでどうなるかと思われましたが、ポーティスとミロティッチに新たな"ケミストリー"が生まれ互いに共存するプレイし、結果としてベンチからの得点源となっています。動画はセルティックスを倒した一戦で奮闘したミロティッチ。
ジミー・バトラーを出して得たマルケネンとダンはブルズの今後を担う存在として大いに期待できる活躍を見せています。最後のピースはザック・ラヴィーンのみ。しかし、ラヴィーンが復帰するとミロティッチがトレードされるという事がほぼ決定的。"ミロティッチの価値"は大きく上昇。ブレイザーズがこのトレードにからんでくるのかも気になります。どのようなトレードが起こるのか、注目ですね。前半の主役はシカゴ生まれのエバン・ターナー。ミドルが序盤からとにかく入りました。シーズンハイの22得点はもちろんOTに貴重な3P!これで3試合連続で3Pを決めました(3P25%)。
そしてQ4に4/4本(連続2本x2)を決めたチーフ。どのショットも追いつくわけではありませんでしたが、僅差に保ってくれる大きなショットでした。この連続3Pは敵からすると相当しつこく思えたでしょう。OTには1/1本の値千金3Pを決めたチーフ。
ただペイントでのショットには苦労している様子。けれどアタックする意志が消えてないのでこれからに期待が持てそうです。なんとなく昨年のクロウダーのドライブを思い出しました。クリーンブロックをくらっても何度も挑み、そして成功する姿に感動を覚えました。
  • Happy New Year
年明け早々手に汗を握る展開。ホークス戦と同じく序盤にリードしつつも、逆転されその後中々追い越せず...という嫌な流れに。この日クラッチを発揮したのは上述のチーフ、そしてエースシューターC.J マッカラム
リラードの欠場でクラッチ場面はもちろん彼にボールが回りってきます。今シーズンはクラッチで良い時悪い時がハッキリしていますが...この日は76ers戦に続き冷静にクラッチフリースローちゃんと決めました。
Player MP FG FGA FG% 3P% FT% TRB AST STL PTS
C.J マッカラム
37.4 8.4 22.4 .375 .355 .840 5.0 4.0 0.8 23.2
シャバズ・ネイピアー
36.7 6.4 15.0 .427 .360 .810 4.6 5.0 2.2 18.0
リラードが欠場した5試合での成績。マッカラムはもちろん、ネイピアーも期待以上の活躍を見せてくれました。
最後のダンへのディフェンス...ナイス。いい年明け試合になりました。

#37 1月2日(火) vs @クリーブランド・キャバリアーズ

Q1 Q2 Q3 Q4 END
POR 28 28 31 23 110
CLE 28 25 38 36 127
BOX SCORE
感想
  • WELCOME BACK IT
ついにKING OF THE FOURTHが帰ってきました。昨年セルティックス歴代2位となる平均28.9得点に加え3P試数・成功数の記録も塗り替えるなどセルティックスのエースとして今年は打倒キャブス!という期待が膨らんだ中のカイリー・アービング事変。正直僕はナゲッツのようなチームと、レブロンがいなくなる事を見据え有望な若い選手とトレードするのかなと勝手に思ってたのでセルティックスは意外でした。
かくして、名実ともに東のライバルとなったボストンとクリーブランドセルティックスファンはトーマスのユニフォームを燃やし、キャブスファンはアービングのユニフォームを燃やした人もいるとかいないとか。ビジネスの世界なので時には非情なトレードもありますが、ITとセルティックスをもう少し見ていたかった気がしてなりません。
闘志あふれる選手だけにテクニカルが多いのがタマに傷ですが、ベンチからの登場で17ポイント。
パーフェクトな働き。AND1!!とシャウトする姿がまた見られることがうれしい。おかえり、IT!!
  • welcome back dame
世間的にはITの復帰が目玉の試合でしたが、僕らにとってはリラードの復帰のほうが大事!復帰戦は主に外からの攻撃で25得点。負けましたが上々の復帰戦でした。
オールスター投票第7位?まっさかー!
  • Q4・波状攻撃止められず
キャブスのホーム...といえばケビン・ラブにQ1で試合終了させられた記憶しかないんですが、この日はヌルキッチ・ターナーの活躍で付かず離れずの点差を保ちQ3終了時点で87-91。
しかし、4Q5:50で10-23、97-114で勝負あり。Dウェイドが4Q開始約4分で8得点。グリーンが5得点。加えてこの試合29PFで与えたフリースローが39本。ファストブレイクは3-18でいつもと同じでした。
ヌルキッチが10/12FG+3/7FTで23得点。これはたまたま入った感は否めなかったですが。
また、クロウダーから三度(ランドル・レディック)顔面攻撃をくらいました。ヌルキッチの顔、満身創痍。
  • ビギー修行中
キャブス傘下のカントン・チャージで奮闘しているケイレブ・スワニガン。相変わらずリバウンドモンスターぶりも発揮してます!必ずブレイザーズに必要な力となってくれる選手であるとファンは分かってます。

#38 1月5日(金) vs アトランタ・ホークス

Q1 Q2 Q3 Q4 END
ATL 22 24 22 21 89
POR 30 22 30 28 110
BOX SCORE
感想
超優良契約選手にしてベンチNo.1オフェンスリバウンダーのエドデイビスリラードを慕いレイカーズからFAでやってきてくれた選手。2年前はウェスト5位となったチームに大きく貢献。昨年は怪我が重なり思うような成績が残せませんでしたが、今年再び文字通り大きな"力"となってくれています。
今年で契約が切れ、再契約はしないとみられているのでブレイザーズ退団が濃厚なエド。彼を必要とするチームは多くあるでしょう。ブレイザーズのユニフォームを着てくれているこの期間に姿を焼き付けてます。
  • これこそが勝利
これですよ。この展開。これに持っていくことを全員が望んでいます。前回のホークス戦の如く序盤リード→徐々に追い付かれる→逆転されるのか?というデジャヴ。3Qに点火したのはヌルキッチ。
さらにチーフ。苦労していたゴール下でスクーピングショットを2つ決めました。ポンプフェイクでのターンオーバーも減ってきていて、いい感じです。
  • NO SNUBS THIS YEAR
復帰2戦目のリラードはふくらはぎを痛め4Qに出場せず。リラードが欠場したらバックアップのネイピアーがスターターとして信頼できるプレイをし、その分はレイカーズ戦での活躍が記憶に新しいハークレスが出場するので、今は中途半端に出て怪我を長引かせてほしくない。
最近はツイッターでファンの質問にたくさん答えてるデイム。一番好きなルーキーはミッチェル、リーグベストビッグマンはブギー(カズンズ)、2012ドラフトではキングスの5位指名を受けると思っていたetc...オールスター投票は不可解な点も多少はありますが、選手・監督・メディアが加われば正当な評価が待ってます。きっと。

#39 1月7日(日) vs サンアントニオ・スパーズ

Q1 Q2 Q3 Q4 END
SAS 27 26 27 30 110
POR 27 21 32 31 111
BOX SCORE
感想
  • マヌ...オールスター?
マヌ・ジノビリ40歳。ヴィンス・カーターに次ぐ年長プレイヤーですが、今年は一昨年、昨年の成績を上回る活躍。まだまだポポヴィッチバスケットボールを支えています。引退したらきっと忘れされられるさ...といった趣旨の発言をどこかで見ましたがスパーズファンはもちろん、NBAファンの記憶にも間違いなく残る選手です。
アルゼンチン出身インターナショナルプレイヤー上から2番目の年長者というのはイチロー選手と共通してます。競技は違えど40代で超一流が集まる世界の第一線におられる2人には脱帽の一言。オールスター投票も票が集まるのも納得。応援せずにはいられない選手。
この日はベンチから26得点。3ポイントが吸い込まれるようにガンガン入りました。40代で2試合連続で+15得点を挙げた選手はカリーム・アブドゥル=ジャバーマイケル・ジョーダンの2人だけ。
さらに、2試合連続で+20得点以上は史上初という快挙。日々の鍛錬がこの記録に結びきました。
  • SHABAZZ SHOW
再びリラードが欠場。しかし今日のネイピアー、攻守に冴えわたっていました。背中にも目があるパス、スピードに乗ったドリブル、勝負所での連続タフショットメイク。15Pts/7Ast/5Reb/2Stl/1Blkと万能の活躍。
オフに制限付きFAとなるわけですが、再契約となると4年4000万超になるでしょう。そうなるとヌルキッチ再契約問題とも重なって来るわけで。誰をどうダンプするのか、フロントの采配が今回も悪く運ばないことを祈ります。
個人的にはカイル・ラウリーのような遅咲きスターになる可能性も秘めてると思ってます、真剣に。
  • CJ CJ CJ
前回のスパーズ戦でFG22.7%(5/22)を記録してしまったマッカラム。そしてスパーズ戦第2ラウンド、ネイピアー&マッカラムで1点差とし残り13秒、観客は呼吸もままならない緊張感の中、ふと、昨年の敵地・マブス戦で残り3.9秒からの決勝フローターを決めたことを思い出しました。
前回のスパーズ戦でのラストショットをはずしましたが、今回はリムに好かれました。ミルズのマークを目線ではずすという技もやってのけ、伝家の宝刀フローター。そして、リムの縁で揺れるボール。全ブレイザーズファンの想いがボールをゴールへと戻しました(真剣に)。
残り1分27秒、スパーズ1点リードの場面でオルドリッジがフリースローを2本はずしたことが結果としてありがたかった。
さらにハークレスが19得点2ブロックとレイカーズ戦に続く活躍。ロードトリップ前のホーム日曜日、勢いをつける意味でも最高の試合になりましたね。


week13のブレイザーズ(21-18)展望
#40 1月9日(火) vs @オクラホマシティ・サンダー
一時期はプレイオフ出場すら怪しまれたスーパースターチームがついに目覚めている。ネイピアーの防御力を見せつける試合にしたい。前半最大の山場となる勝負の一週間のはじまり。

#41 1月10日(水) vs @ヒューストン・ロケッツ
前回はQ4に怒涛の追い上げをくらったが今回はハーデン無し。CP3 & ゴードンでも十分脅威。

#42 1月12日(金) vs @ニューオーリンズペリカン
オールスターツインタワーがいながらも勝ち切れていないチーム。2人の猛獣にはこのまま眠ってもらいましょう。

#43 1月14日(日) vs @ミネソタ・ティンバーウルブズ
前回バトラー&クロフォードに1点差ゲームでやられた。フリースローを与えない守備で勝ちをもぎ取ってほしい。