We are the north west

WE ARE THE NORTH WEST

#15【今週のブレイザーズ】week15 /DEN/MIN/DAL

25勝21敗で迎えたweek15(1月第4週)に行われた試合の感想。日付は現地。日本だと次の日。
@はロード、#数字は何試合目かを表しています。


#47 1月22日(月) vs @デンバー・ナゲッツ

Q1 Q2 Q3 Q4 END
POR 19 30 29 23 101
DEN 20 25 31 28 104
BOX SCORE
OUT/DEN
PF ケネス・ファリード (左足首の痛み)
PF ポール・ミルサップ (左手首の靱帯損傷)

感想

THE BLUE ARROW
ジャマール・マレー2年目20歳。カナダ生まれケンタッキーワイルドキャッツ出身2016年ドラフト全体7位、通称"Blue Arrow"。
昨年個人的に最も注目していた新人選手。陽気な性格がそのままプレイにも表れていて、ムラっ気気質の選手ですが、その分乗ればハマる。開幕してからしばらくはシューティング苦に悩まされていました。

Month G MP FG% 3P% AST PTS
10-11月 21 27.0 .424 .253 2.3 13.4
12月 15 31.4 .467 .464 3.2 19.1
1月 10 33.2 .478 .429 2.8 17.9
10-11月の3P%の低さには驚きましたが、2年目のスランプのような一時的な現象で、案の定12月で大爆発。現在はFG45.1%,3P37%と標準に回復させ、出場時間も伸びています。

開幕前にベテランのジャミア・ネルソン(現・ペリカンズ)を解雇し、マレーをスターターポイントガード(PG)として起用。ゲイリー・ハリス(23歳)とともに新たな「ヤングバックコート」を結成。PGの種類としてはスコアリング型。

ですがおそらくマレーの適正はシューティングガード(SG)だと思います...今のところは。ケンタッキー大学時代は175cmのタイラー・ユリス(フェニックス・サンズ)がPGでプレイしていたためマレーはほとんどSGでプレイしています。
1試合平均 アシスト パス成功数 確率
J.マレー 2.7 50.5回 5.40%
T.エバンス 5 50.6回 9.90%
P.ビバリー*1 3.4 44.1回 7.60%
マレーと同数回のパスを出すタイリーク・エバンス(メンフィス・グリズリーズ)、そしてPG時代のパトリック・ビバリー(当時ロケッツ)と比較してもマレーはダントツでパス=アシストになっていません。

アシストに欠けていたビバリーは2016-17年にSGへ配置転換されたことが功を奏し、ロケッツは大きく飛躍し成功を収めました。エバンスは昨年までSG/SFでのプレイがほとんどたったのをコンリー不在の影響もあり、PGでのプレイが増加し個人成績はキャリアハイ並みに。
もちろんニコラ・ヨキッチがポイントセンターの役割を果たしているためマレーにアシストをそこまで求めていませんし、PG=アシストという概念を捨てさせる選手になる可能性もあります。

そして今日の試合は38得点(FG14/19),6アシスト,5リバウンド,クラッチ3P&AND1で、マレーにやられた...。2年目選手ではジョエル・エンビート(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)に次ぐ平均得点あげてます!

ヌルキッチ、見参
昨年のトレード以降初のナゲッツのホームアリーナ、ペプシ・センター(標高1600m/5280feet)に降り立ちました。

ナゲッツ時代は問題児として有名だったヌルキッチ。2016年4月頃からヌルキッチがトレードを志願していましたが、それでもトレードせずナゲッツフロント陣はヨキッチと共存させようと試行錯誤した結果...無理でした。

色々あってポートランドへやってきて大爆発し今に至りますが、この日の試合ではブーイングも飛びました。ちなみにトレード相手だったプラムリー兄弟の次男メイソン・プラムリー(昨年までブレイザーズ)は新契約の金銭面で揉め、トレードされた経緯がありましたがモダ・センターでは拍手で迎えられていました。地味なプラムリーと違ってヌルキッチは目立つ存在(笑)。言動もプレイも。

移籍後初ペプシ・センターでのプレイは、19得点12リバウンド2スティール3ブロックと上出来の内容でした。ヨキッチのショットを"スパイクブロック"し、ニンマリのヌルキッチ。ナゲッツファンの目の前で成長を示しましたね!
4連勝の壁
ホームで3連勝後し良い形で来たのに...4連勝が、できない。これまで3連勝は4回記録し、4連勝をかけた試合で4戦全敗。相手はバックス・ウルブズ・ロケッツ、そしてナゲッツ。上を目指すには大型連勝がしたい。それができていないので、5割をうろついている平凡チームと言われる所以なんですが。

4Qの終盤で痛いターンオーバーを連発(2:28,1:42)したことが痛かった。それでも同点の残り41秒からデイミアン・リラードの勝ち越しAND1レイアップが決まり、後は92%の成功率を誇るフリースローを決めるだけ...という展開でまさかの失敗。

そしてマレーのAND1、その後OFFリバウンドを取るも2本ミドルシュートをはずし、リラードのレイアップがプラムリーにブロックされ判定の末ナゲッツボールとなりTHE EDN。最後、なぜ3行かなかったのか...

惜しい試合展開でしたがアミヌ&マッカラム以外は上々の出来。1Q不調だったリラードが終盤盛り返し、エドデイビスのリバウンド、ザック・コリンズの3P&ナイスチップ、パット・カナトンのナイスハッスルがあったりと、ベンチ選手のプレイが光ってました。
4点差以内での勝敗はこれで8勝8敗。1点差に限ると1勝3敗。ここから中盤戦。この1試合がプレイオフへの運命を分ける可能性も十分にあるわけで。

ベストプレイ デイミアン・リラードの背中向きレイアップ

#48 1月24日(水) vs ミネソタ・ティンバーウルブズ

Q1 Q2 Q3 Q4 END
MIN 29 25 30 30 114
POR 25 29 43 26 123
BOX SCORE
OUT/MIN
SG/SF ジミー・バトラー (左膝)

感想

Maple Jordan
エース・バトラーが欠場した直近2試合、LAC戦の40得点を含む34.5得点,FG55.1%をマークし、スコアラーとしての存在感を示したアンドリュー・ウィギンス4年目22歳。

2014-15年の新人王であり、開幕前に5年1億4800万ドルのMAX契約を結び、来季以降もフランチャイズの土台となる選手。

成績は新人時代から横ばい。昨年は平均ショット試投数19.1(8位)平均得点23.6(16位)フリースロー76%(87位)。得点のみ上がっていますが、ショット試投数が多いが故の成績。2015年の1位カール=アンソニー・タウンズはオールスターに選出され、タウンズとウィギンスの差は広がる一方に。
ジャンプシュートの精度の低さ(35.7%)が改善され、まともなディフェンダーになってきたら本当に怖い存在。"タウンズ・バトラー・ウィギンス"は真のBIG3となるのか?

そしてバトラーが3試合連続欠場したこの試合では序盤からエンジン全開。前半15得点(7/11)。今年はフリースロー(63%)が低いので得点が伸び悩んでます。また、入団以降1試合しか休んでいない超タフ選手。いつか開眼するときがくると、信じています。

エド&ザック
3試合連続の2桁リバウンドのダブルダブルをマークしたデイビス。彼と一緒にプレイしているのがルーキーのコリンズ。この二人の化学反応、最高に良いです。
OFF.Rtg DEF.Rtg NET.Rtg FG%
コリンズON 111.1 105.6 5.5 62.2%
コリンズOFF 103.8 100.7 3.0 50.9%
コリンズとプレイしているときのほうが良い成績です。数字上でもそうですが、デイビス自身もコリンズとのプレイに手ごたえを感じています。
↓この試合後のデイビス
コリンズはこの日キャリア初の2本の3Pを成功させました。クイックリリースキャッチ&シュートも成功させてます。ここがマイヤーズと違うところ(笑)。
SHOW CASE
1Q1:30までファウル・ターンオーバー・デッドボール無しの静かな立ち上がりでしたが、3Qに今シーズン最多の43得点(FG14/21,3P7/9,FT8/10)の大爆発。リラードはこれを"SHOW CASE(展示)"と呼びました。

6連続バケットはもちろん、アル・ファルーク・アミヌの2スティールがファストブレイクポイントに繋がりました。
ファストブレイクは最下位のブレイザーズ(6.5)だけに、3Qの攻撃は理想形。シーズン48試合目にしてオフェンスの形が明確になってくるいい勝利になりました!
ベストプレイ パット・カナトンDUNK DUNK DUNK!!!

#49 1月26日(金) vs @ダラス・マーベリックス

Q1 Q2 Q3 Q4 END
POR 17 35 23 32 107
DAL 25 19 24 25 93
BOX SCORE
OUT/POR
SF/SG エバン・ターナー (私用)
OUT/DAL
SG/PG デビン・ハリス (脳震盪)
エース不在のマブス
ブレイザーズウェズリー・マシューズを1巡目選択権とトレードする可能性がある、という情報が流れたのは1月25日。4年7000万ドルの大型契約を結び、ハリソン・バーンズとともに、マブスの新時代を築き上げていくはずが...上手くいかず。
ブレイザーズ時代よりも成績は下降。やはりアキレス腱を痛めたことが少なからず影響していると思います。
www.insideinjuries.com
僕はリアルタイムではリラード時代からしか知りませんが、ウェズがファンに愛されていた選手であったと様々な記事で目にします。アンドラフト出身選手では歴代最高と言ってもいいほどの成績を残している偉大な選手。

31歳のウェズ。今後デニス・スミス・ジュニア(20歳)を中心にして再建していくため、才能のある若い選手が必要に。今年は昨年より下位(全体27位)に沈んでいるため5位以内の指名権を手に入れる可能性が高く、穴であるビッグマンのディアンドレ・エイトン(アリゾナ大学)あたりが濃厚か?

Shirt off Ed
week15はエドの週といっても過言ではないぐらい、目立ってました!
MP FG FG% FT% ORB DRB TRB AST STL BLK PTS
24.6 4.0 .750 .786 3.3 7.7 11.0 1.7 0.3 1.3 11.7
ショットクロックぎりぎりでフローターを決めたり、きわどいリバウンドを制しチャンスを生み出し、効果的なブロックもあったり、エドの活躍があったからこそ余裕のある展開になれました。
チームリバウンドを除けばブレイザーズ54、マブス37で圧倒しました。また、オフェンスリバウンド(OR)は10:8と大差ありませんがディフェンスリバウンド(DR)は44:29で圧勝。
リバウンドを制する者は試合を制す」まさにその通り。エド5試合連続2桁リバウンド

3継続中
ここ6試合で5勝1敗とし、上昇気流に乗ってきたブレイザーズ。ようやくオフェンスがかみ合ってきました!5つの貯金は今シーズン最多タイ(13-8以来)。
3P SHOTS FGM FGA FG%
vs PHX 1.16 17 35 48.6%
vs IND 1.18 10 32 31.3%
vs DAL 1.20 18 36 50.0%
vs DEN 1.22 8 25 32.0%
vs MIN 1.24 17 31 54.8%
vs DAL 1.26 10 30 33.3%
平均 14.3 31.5 45.4%
ベストプレイ エド・ポスター・デイビス

番外編
デイミアン・リラード ALL-STAR (3回目)

現地1月23日で発表されたオールスターリザーブにリラードが選出されました。ルー・ウィリアムズ or リラードという様相を呈していましたがあくまでそれは演出上で、実際は迷いなく選出されたと思っています。ポール・ジョーの落選に憤慨のラッセル・ウェストブルック。ラスに「落選の可能性について不満を漏らした選手が選出された」と揶揄され、メディア上でバトル勃発。これにリラードは「自分自身で勝ち取った」と主張しています。その通り!
その後のチームドラフトでチーム・ステフィンとしてのプレイが決定。とにかく、2月18日(19日)のオールスター楽しみです。

week16のブレイザーズ(27-22)

#50 1月30日(火) vs @ロサンゼルス・クリッパーズ
3日のブレイクを挟み、2018オールスター開催地ステイプルズ・センターでの一戦。"SUNB"ルー・ウィリアムズ vs "ALL-STAR"デイミアン・リラードの対決に注目。

#51 1月31日(水) vs シカゴ・ブルズ
クリス・ダンを欠いたブルズ。ザック・ラヴィーン復帰も、ここまでは低調。次2戦の相手を考えると絶対に勝っておきたい試合。

#53 2月2日(金) vs @トロント・ラプターズ
イースタン2位とのシリーズ2戦目。1戦目はボコボコにやられただけに、一矢報いたい。リーグ屈指のバックコート対決は見物。

#54 2月4日(日) vs @ボストン・セルティックス
イースタン1位とのシリーズ初戦。もちろんカイリー・アービング vs リラードに注目しつつも、脇を固める選手たちの活躍に期待したい。

*1:2015-16シーズンの成績